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住宅関係者の金利見通し、住宅ローン選びの基準、
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このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2014年4月24日

SUUMO

日本能率協会総合研究所、「住宅ローン」に関する調査結果を発表




※抜粋

<編集部からのコメント>

何度もご案内しているように金利は低下傾向にあります。ここ1年という期間で見てもそれは言えますし、年明けからも低下しています。

逆に10年という期間で見てもやはり金利は低下傾向にあります。もっとさかのぼっていえば、80年代末のバブル崩壊以降、日本の金利はずっと下がりっぱなしなのですね。

最も代表的な市場金利である長期金利の推移をチェックしてみると、まず期間1年のグラフはこのようになっています。



昨年5月の、「異次元緩和」実施発表後に不可解な金利の急上昇がありましたが、それ以降は順調に低下してきた、ということですね。

次に、これまたいつもご案内している2000年からの長期金利の推移はこのようになっています。



中期的に見れば、前回の景気のピークだった2007年ごろから、景気の悪化と共に金利が低下してきたことが分かります。 「経済はこの星の体温でもある」というフレーズが印象的なCMがありますが、少なくとも「金利はその国の経済の体温でもある」というのは間違いありません。

いずれにしても市場金利の低下とともに住宅ローン金利も低位安定しているわけですが、そこで思い出すのは昨年前半の金利上昇懸念ですね。特にそうした「金利先高観」をリードしたのがメディアやファイナンシャルプランナーなどの専門家だったわけですが、記者自身は中長期的にはともかくとして短期的には「金融緩和が強化されるのに金利が本格的に上昇するというのはないだろう」と極めて懐疑的でした。

実際、金利上昇は一時的で、その後は元の低金利に戻っていったのは上記の通りですが、当時、金利上昇懸念を強く煽っていた人々は少しは反省しているのでしょうか・・・。

それはともかくとして、そのように金利低下が長引く中で消費者の金利観も相応に変化してきている可能性があります。つまり「金利は当面上昇しないだろう」と考えている人が増えているのではないかということですが、それに関連して、日本能率協会総合研究所が3月に、住宅ローンに関する調査結果を発表していますのでご紹介したいと思います。

この調査の最大の特徴は、一般消費者ではなく住宅関連企業従事者を対象に実施している点ですね。つまり、より合理的な回答内容が期待される、ということです。

まず件の住宅ローン金利の見通しについてはこのようになっています。



書き起こすとこうですね。

・現状とほとんど変わらない : 44%
・現状よりも上昇する :43%
・現状よりも低下する : 5%
・分からない : 7%

つまり・・・1年後の住宅ローン金利について「ほとんど変わらない」と答えた方がほんのわずかな差ではありますが、「現状よりも上昇する」をわずかに上回ったのですね!

もちろん回答者が住宅関連企業従事者ということで、一般的な消費者の目線と多少異なる面はあるかもしれませんが、しかし金利先高観が相応に後退しているのは間違いなさそうです。

ちなみに昨年10月の調査ですのでやや古いですが、住宅金融支援機構の調査ではこのような結果となっています。



上記の日本能率協会総合研究所の調査結果と比べるとそれぞれのシェアが1%くらいしか違わないのが極めて印象的ですが、こちらは昨年10月の時点ですでに金利先高観が後退していた、という点では興味深いですね。

いずれにしても、この結果を見比べる限り、一般消費者の方と住宅関連企業従事者の方との間に大きな感覚のズレはなさそうです。

日本能率協会総合研究所の調査に戻りまして、次に住宅ローン選びの基準についての調査結果が出ておりましたのでご紹介するとこうなります。



意外にも極めて「金利」に偏っていますね!2位の「保証料」と比べるとダブルスコアとなっています。専門家なのであれば、もう少し保証料や3位の「繰上返済手数料」も重視してほしいような気もしますが・・・3つまで選べるわけですしね。

実際の住宅ローン利用者の方のほうがもう少しバランスが取れていたような気がします。もちろん金利が大切なのは言うまでもありませんが、最終的にはそれ以外の手数料や隠れコストも加味した「トータルコスト」が最も重要です。いくら金利が低くてもそれ以外の手数料が高ければ台無しですからね。

そして最後に興味深い調査結果をもう1つ。

以前の別のコラムでもご紹介したように、住宅ローン利用者の傾向として、最初は最も保守的な全期間固定金利タイプに興味を持つけれど、実際には変動金利タイプを選ぶ、というものがあります。

>>>住宅ローンの金利タイプ、検討時と借りる時でどう変わる?

それに関する調査結果がこちらとなります。



借りる前に関心があった金利タイプ=「利用想定金利タイプ」と、実際に借りた金利タイプ=「利用経験金利タイプ」を比較すると、やはり変動金利型が20%から33%へ大きく上昇しています。

では全期間固定型が減っているのかと言えばそうではなく、確かに「利用想定」から「利用経験」で28%から27%へわずかにシェアを落としているものの、その差はわずかです。

一体、どの金利タイプがシェアが落としているかと言うと・・・何と「固定型と変動型のミックス金利」ということですね!25%から8%へ17%もシェアを落としています・・・。

当サイトではこの「固定+変動のミックス」について相応にポジティブに評価しておりますので、やや残念な結果と言えます。

ただ前向きに捉えるとすれば、あくまで「利用想定時」とは言え、そのタイミングで他の金利タイプと遜色のないシェアになっているというのは、そこまで市民権を得てきた証左と言えそうです。

加えて、「利用経験」でのシェアが低いのは、まだ歴史が浅いことに加えて、「利用したかったけれど、提携先の住宅ローンではミックス金利を扱っていなかった」といった物理的な問題もそれなりにありそうです。

いずれにしても、ミックス金利の認知がさらに広まるのか、そして実際に利用経験が拡大していくのかどうか、この調査が今後も定期的に実施されるのであれば注視していきたいと思います。

参考になさってください。


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