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住宅購入vs賃貸 実際の満足度と毎月の支払額は?

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2012年10月30日

住宅新報WEB

シングル世帯の8割超が「マンション購入してよかった」 三井不リアルティ調査




※抜粋

<編集部からのコメント>

住宅について、賃貸がトクか購入がトクか。これについて悩む人はそれほど多くないかもしれません。

そもそも「賃貸は損だ」という思い込みが世の中一般に強いですし、「いつかはマイホームを取得したい」という「持ち家信仰」も根強いですね。

加えて、60代になっても70代になっても住み続けられる賃貸住宅の選択肢はそれほど多くなく、現実問題として「一生賃貸」が可能かどうか不透明感があるのも事実です。

そんなわけで年齢や家族構成、ライフステージ、そして特に子どもの成長により自然と賃貸からマイホーム購入へと進んでいくのは自然の流れと言えるのかもしれません。

記者自身は納得してマイホームを購入しているならそれが一番だと思いますし、お金は使うためにあるわけですし、「どっちがトクか」という計算自体があまり意味がないと思います。

ただ一点だけ気になるのが、「賃貸は損だ」という考えの多くが誤解に基づいていることですね。

せっかく手に入れたマイホームですが、年月と共にだんだん価値が失われていきます。同じようなスペックの家でも、新築と築10年、築20年、そして築30年の物件を比較すれば明らかに値段が下がっていきます。「賃貸は損だ」という考えにはこうした「不動産価値の目減り」が考慮されていない場合が多く、上記の通り、単なる思い込みに過ぎないのではないかと感じております。

また賃料も「ずっとこの金額が続く」と考えがちですが、築年数が古くなってくると当然、賃料も下がってきます。こうした点もほとんど考慮されていません。

実際に期間30年での賃貸とマイホームのトータルコストを比較してみると、当サイトの結論は「ほとんど変わらない」ということになりました。やはり「賃貸は損だ」とは一概に言えないということですね。詳しく知りたい方はこちらのコラムも参考になさってください。

>>>賃貸と持ち家(購入)。どっちがお得?

ということで住居コスト面では、賃貸もマイホームもほとんど変わらないとすれば、後は本人や家族の「価値観」で選べばいいわけで、その点からも「納得してマイホームを購入しているならそれが一番」だと思います。

もちろん同様に「納得して賃貸」ということなら、その考えも支持しますが。

さてではそのように主観的にマイホーム選びを進めればいいとして、実際の住宅購入者の満足度はどうなのでしょうか?

それに関して、三井不動産リアルティ社が実施した興味深い調査結果が発表されています。あくまで「マンションを購入したシングル世帯」ということですので、マイホーム購入の主流を占めるファミリー層とは違う部分もあるかもしれませんが、結果として8割以上の方が購入してよかった、と回答しているとのことですね。

これから住宅購入を検討している方にとってはなかなか勇気付けられる結果と言えそうですね。実際の内訳はこのようになっています。




確かに80.8%の人が「購入してよかった」と回答していますね。逆に「後悔している」と答えた人はわずか3.5%です。では具体的にどういった点に満足しているのでしょうか?三井不動産リアルティの発表資料を見てみると、こうした声が紹介されています。

■主な回答理由

【購入してよかったと思う】
・資産ができたから。
・賃貸の時より、広いスペースとゆったりとした空間が手に入ったから。
・賃貸のときは、家賃を払っても何も残らないためそれほど高額な家賃を払う気にならず、結果的に広さや設備が貧弱な部屋にしか住めなかった。それに比べると、現在のマンションはとても快適。
・働くモチベーションになる。
・自分の家が持てた。
・価格、駅近、駐車場、耐震性、間取り、すべて満足のいく物件が買えたから。
・老後も住める家を確保でき、いざとなったら売ってお金を手にすることも出来るから。
・古い物件だが、値下がり率が小さく信頼度が高い。

【購入しなければよかったと後悔している】
・ もう少し待てば安くてより良い物件があったから。
・職場近くに購入したが、職場の転居が決まったから。

【どちらとも言えない】
・ もう少し実家から近くてもよかったかなと思う。
・以前の住みかよりはずっと設備も充実しているし暮らしやすくなったのは確か。しかし一生ものと考えた場合は、もっと良い家に住みたいと思う。

いかがでしょう?

ケチをつけるとすれば、「資産ができたから」というのは誤解で、その分、負債もできているか、他の資産が失われているかのどちらかだと思います。

また、「いざとなったら売ってお金を手にすることも出来る」というのも、本当に売れるかどうか分かりませんし、売れたとしても思っている金額で売れる保証はありません。換金性だけを考えるなら預金が一番です。

しかし全般的には概ね精神的な満足度につながっている様子がうかがえてなかなか良いですね!

その点では「資産ができたから」という理由も、経済学的に正しいかどうかはともかくとして、少なくとも精神的な満足の根拠になっているという意味においては「正しい」と言えるのかもしれませんね。

ちなみに全体から見れば少数派ではありますが、「後悔している」「どちらとも言えない」と答えた方の声も参考になさってください。「職場の転居が決まったから」というのはちょっと身につまされますね。

さてこの調査では、賃貸の方との住環境への満足度の比較と、住居費の比較も紹介されています。まず住環境の満足度はこのようになっています。



住宅購入をした方も賃貸の方も概ね「まぁまぁ満足」が多数派であるものの、住宅購入者はそれ以外の方の多くが「非常に満足」と回答しているのに対し、賃貸の方は「やや不満」と回答しているのが対照的ですね。

ここでも住宅購入が精神的な満足度に結びついている様子がうかがえます。

ちなみに中古マンションの満足度が新築マンションの満足度を若干上回っているのが興味深いですね。誤差の範囲と言えば誤差の範囲ですが・・・。



最後に気になる住居コストの比較ですが、住宅ローン返済額や毎月の管理費・修繕積立金、固定資産税などを考慮しても、新築マンション > 賃貸 > 中古マンション、という形となり、中古マンションを選んだ場合は、賃貸の時よりむしろ住宅コストは下がったということですね!

住宅ローン金利が大きく低下していることも背景にあるのかもしれませんが、毎月の住宅コストが下がり、より広い家に住め、さらに所有欲も満たされる、というわけですから、意外に中古マンションの満足度が高かったのも、実は当然なのかもしれませんね。

ただし、こういう住宅コストを単純に比較して「どっちがトクか」という判断をしがちですが、冒頭ご案内したように、ここには購入した物件の値下がりや、賃貸コストの今後の値下がりが加味されていません。それらを正しく比較すれば、中古も新築も賃貸も、トータルの住宅コストはそれほど変わらないと思います。

そもそも住宅購入の方がトクなのであれば誰も賃貸に住みませんし、賃貸の方がトクなのであれば誰も住宅を購入しませんからね。競争上、同じようなコストになる仕組みになっているともいえます。

そんなわけで繰り返しになりますが、あくまで自分や家族の満足度が向上するのかどうか、という観点でマイホーム選びを進めていただければと思います。

シングル世帯という前提はありますが、実際に住宅購入者のほとんどが満足しているという上記調査結果を見れば、それほど心配はいらないかもしれませんけれど。

みなさんが、精神的に満足できるマイホームに出逢えることをお祈りしております。


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