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新リゾートマンションは、JR来宮駅から徒歩5分で、熱海市と相模湾が見渡せる場所に位置する。敷地内には、源泉を引いた2つの温泉大浴場がある。
モデルルームを7月24日にオープン。定年退職後の夫婦の“移住”需要のほか、別荘用途の購入を見込むという。引き渡しは来年3月下旬を予定している。
前回のこちらのコラムでは契約農園付きマンションを取り上げました。土いじり、庭いじりは確かに楽しいのだと思いますが、記者は自然は自然でもどちらかと言うとリゾート派、リラックス派なので、沖縄や軽井沢の別荘利用権のあるマンションなら魅力的かも、と述べさせていただきました。
そんなリゾート派の記者が気になるのが、こちらの記事ですね。東急不動産が熱海に低価格のリゾートマンションを建設したようです。全戸オーシャンビューで2つの温泉大浴場があり、JR来宮駅から徒歩5分という立地ですね。気になるお値段といえば・・・68平方メートルで1,700万円!安いですねぇ。
都内と比べればかなり安いですが、熱海駅前地区と比較しても2〜5割低いようです。別荘としてもいいですし、場合によっては定住も可能でしょうね。来宮駅から熱海駅まで2分。熱海駅から東京駅まで新幹線で46分。新幹線の本数はそれほど多くはないと思いますが、時刻表を頭に叩き込めば、これに近い時間で通勤できるのではないでしょうか。
東急不動産の公式サイトを見てみると確かに素敵ですねー。本当にホテルみたいです。高台というロケーションも部屋で過ごすにはいいですね。暮らすのはちょっと大変な面はあるのかもしれませんが。
さて、都内のマンションなどと比較すると安いのは分かりましたので、住んでしまう人には選択肢の1つになると思いますが、別荘として考えた場合、その費用対効果はどのようになるのでしょうか?
仮に1,700万円の物件を購入したとして、減価償却、つまり建物の毎年の目減り分を年2%とすると、年34万円になります。修繕積立金を月1万円、管理費を温泉などの施設があるので少し高めに考えておいて月2万円とします。固定資産税を年10万円くらい、光熱費を月5,000円くらいとすると、全体のランニングコストは年86万円ということになりますね。
で、熱海の素泊まりの相場はよく分かりませんが、4人家族で1泊2万円くらいだとすると、86万円を2万円で割って、年間43泊以上する人はホテルより別荘の方がお得になる、ということでしょうか。
うーん、だんだん熱が冷めてきますね(笑)。
さらにこのコストには住宅ローン利息は含まれていませんから、それを含めれば年間のランニングコストは100万円を超えてくることになり、それならホテルを利用した方が良さそうですね。
ただ経済合理性だけを考えてマイカーではなくレンタカーを選ぶ人が少ないように、モノには所有する喜びがあります。またマイカーは思い立った時や、緊急時にもすぐ使える利便性があるように、別荘もその気になった時にふらっといける自由さがありますね。
また15時チェックインの10時チェックアウト、朝ごはんは7時から、といった時間に縛られがちなホテルのリズムが気に食わないという人もいると思います。記者もどちらかと言うとそういうタイプです。
本宅用としても別荘としても使えて、都心から1時間で、1,700万円台のマンション。ツボにはまる人ははまるかもしれませんねー。
(編集部)